「組織として医療を届ける」ための基盤をつくる

副院長 澤 琴美 先生
兵庫ペット医療センターは、兵庫県内で複数拠点を展開する動物病院グループです。
尼崎本院を中心に、専門性の高い医療を提供するとともに、地域に根ざした一次診療にも取り組んでいます。「地域社会に安心を提供すること」を理念に掲げ、飼い主様とペットに寄り添う医療と、スタッフが安心して働ける環境づくりの両立を目指しています。
複数拠点での運営を行う中で、医療の質と組織運営の両立が重要なテーマとなっていました。
紙カルテでは支えきれなくなっていた、組織としての医療
「紙カルテの運用には限界を感じていました。」
カルテの保管スペース不足や紛失リスク。そして何より、情報共有の難しさが大きな課題でした。
「同じ患者さんでも担当する先生によって情報の見え方が変わってしまう状態でした」
診療や判断が個人に依存し、組織としての再現性が担保できない。グループとして拡大する中で、その限界が明確になっていきました。
導入後の変化・成果
ミニイク導入によって、現場と経営の両面で変化が生まれています。
「どこからでもカルテを確認し、指示を出せるようになったのは大きいです。」
また、画像やデータの活用により、飼い主様への説明の質も向上しました。
| 項目 | 導入前 | 導入後 |
|---|---|---|
| 情報共有 | 医師ごとに記載が異なり、引き継ぎに時間がかかる | 誰が見ても同じ情報にアクセスできる |
| アクセス性 | 端末依存などによってどこからでも カルテの情報を確認ができない | どこからでも確認・指示が可能 |
| 診療の質 | 情報の分断により判断のばらつき | データ集約により一貫した診療が可能 |
| 飼い主対応 | 口頭中心で説明の限界あり | 画像・データを用いた視覚的説明が可能 |
「診療の進め方や説明の仕方が、明確に変わったと感じています。」
導入の決め手は、「流れが途切れない設計」
電子カルテ選定で重視したのは、「業務全体の流れ」でした。
「会計や調剤まで含めて、一つの流れで完結している点が良かったです。」
初期費用がかからず、月額で始められる点も含め、現場に無理なく導入できる設計であったことが決め手になりました。
シンプルで使いやすい。でも、使うほどフィットしていく
「パソコンが苦手なスタッフでも使いやすいカルテです。」そのうえで、
「アップデートが速く、どんどん良くなっている実感と使いながらフィットしていく感覚があります。」
電子カルテだけではなく、会計機能の充実や画像の一括アップロードなど、日々の業務に直結する改善が継続的に行われています。日常的な利用において生じる、機能改善等に対する柔軟性や迅速性は重要な要素です。
「要望をしっかり受け取ってくれて、機能改善や必要な機能を開発するなど迅速に対応してもらえています。」
カルテの一本化が、教育と組織を変える
「情報や知識を共有し、組織としての医療を強化していきたいです。」
“症例や治療方針の共有、若手獣医師の教育、診療の標準化。電子カルテが、その基盤になろうとしています。
日常利用のシステムから、データを活用した経営の改善へ
分院展開や成長の過程でより一層重要になるのは、複雑化する経営への対応です。
「要望をしっかり受け取ってくれて、機能改善や必要な機能を開発するなど迅速に対応してもらえています。」
経営の高度化のために、オールインワンカルテ「ミニイク」とその中に蓄積されていくデータを活用して経営課題の特定や改善サイクルを回していくことに取り組み、更なる成長を目指されています。
メッセージ
「どのカルテがいいかは、使ってみないと分からない部分が大きいと思います。」
その上で、「ミニイク」には最初は不満もありましたが、今は使い続けたいと思っています。シンプルで、誰でも使いやすいカルテだと思いますし、初期と比べてかなり改善されており、その進化のスピードとユーザーの声に合わせた迅速で柔軟な対応に今後も期待しています」













