地域に根ざした医療を支える経営の仕組みづくり

院長 常安 健介 先生
地域のホームドクターとして、飼い主様と動物に寄り添う診療を続けてきたしらさぎ動物病院様。猫医療や予防医療にも強みを持ち、地域に根ざした一次診療を大切にされています。一方で、より良い診療体制づくりや将来を見据えた病院経営の仕組み化にも取り組まれており、今回は院長先生・副院長先生に、オールインワンカルテ「ミニイク」導入やコンサルティングサービス、業務代行サービス利用の背景やその後の変化についてお話を伺いました。

右から
しらさぎ動物病院 常安院長
しらさぎ動物病院 常安副院長
ミニイク株式会社 代表 菊地
紙カルテと会計の二重業務と電子化の必要性
菊地: まず、オールインワンカルテ「ミニイク」の導入前の課題から伺えればと思います。
院長: 電子カルテは入れなきゃいけないとは思っていました。紙カルテだと保管場所にも困りますし、間違った場所に入ると見つからないこともあります。当時は紙に書いたカルテをスキャンしてPDFで保存する仕組みであまり効率的ではありませんでしたし、会計システムは別のものを使っていたので、どうしても二重入力になってしまっていました。
副院長: 電子カルテは必要だと思いつつも、入力に時間がかかって診察に集中できなくなるのでは、という不安もありました。人間の病院で先生が画面ばかり見ているのを見ると、同じことにならないか心配でした。
院長: 必要だけど、診療や接遇を妨げる形では絶対導入したくない。その感覚が強かったですね

(常安院長)
菊地: 「ミニイク」を知ったきっかけは何だったのでしょうか。
院長: いろいろな先生に「どこがいいか」を聞いて回る中で、「ミニイク」の名前を何度か耳にしました。知り合いの先生のセミナーでも紹介されていて、調べてみようと思いました。
副院長: 信頼している先生から「期待できるんじゃないか」と言われたのは大きかったですね。
院長: 補助金が使えたのも導入の大事なきっかけでした。手続きは大変でしたけど(笑)、サポートもしてもらえましたし。
受付業務の負荷軽減と使いやすさ
菊地:導入してみて一番変わったことは何でしょうか。
院長:沢山ありますが、一番変わったのは会計の流れですね。以前は診察後に受付で会計入力をしていたので、受付がボトルネックになっていました。今は診察室で明細を出せるので、すぐに会計まで進められます。受付の負担はかなり減りました。一度の入力でカルテと会計がつながるので、二重入力もなくなりました。
副院長:最初は入力できるか不安でしたが、実際には診察スタイルを変えずに患者さんに集中して使えています。最初は今までのように紙メモを書いてから「ミニイク」に入力していましたが、今は直接「ミニイク」に入力しています。効率は確実に上がりましたね。
菊地:オールインワンカルテ「ミニイク」は獣医師や動物病院経営を知っているメンバーが作っているのでシンプルで使いやすいことと院内オペレーション全体の効率化を意識して作っているので、まさにその想いと繋がったんですね
受付業務の負荷軽減と使いやすさ
| 導入前の課題 | 「ミニイク」導入後の変化 |
|---|---|
| 紙カルテ管理の手間 | デジタル管理で検索・管理が容易 |
| カルテと会計の二重入力 | 診察室で会計まで完結 |
| 電子カルテの入力不安 | 診察スタイルを維持して運用 |
| データ活用不足 | 入力データが経営分析につながる |
日々のデータが自然に経営改善へ
菊地:カルテに加えて経営コンサルティングや業務代行等でもご支援していますが、いかがでしょうか。
院長:以前のコンサルタントは販促ツール作成などが中心で、経営分析までは踏み込んでいませんでしたが、そこを見てもらえるようになったのは大きいですね。「こういうデータがあります」「こう解釈できます」「これを施策として投じてはどうでしょうか」と見せてもらったときは、本当に目から鱗でした。日々入力しているデータが、そのまま経営分析につながるのは大きいですね。
副院長:データだけでは意味がなくて、そこからどう改善するかを一緒に考えてもらえるのがありがたいです。「ミニイク」に入っているデータを見てもらうことで、自分たちの癖や弱いところも見えてきました。そして、それを元に業務プロセスを変えていったり、人事面を変えていったりとそこまでサポートしてもらえるのはありがたいですね。

(常安副院長)
院長:それと運用面も変わりました。先ほども言ったように最初は紙メモと「ミニイク」を併用していたんですが、「ミニイクは入力が簡単なので、効率を上げるために紙メモはやめて診察中にミニイクに直接入力しましょう」と提案してもらって。最初は不安でしたが、今ではほとんど直接入力です。
菊地:ミニイクの価値はそこだと思っています。ただの日常業務の基盤であるだけでなく、現場で日々入力されているデータが自然に経営分析につながり、業務改善や病院運営の変革につながることなんです。
採用や集患も、一人で抱え込まなくていい
副院長:戦略の変更に伴い配置基準を変えて、人事評価制度を変えて、そこから本当に採用が必要な人材をしっかり定義することが出来ました。先に採用ありきで入るのではなく、人材や組織を考える癖が重要だと感じています。
院長:採用も相場観ややり方がさっぱり分からなかったので、アドバイスをもらえたのは助かりました。採用はまだ種まき段階ですが、実際に採用にもつながっています。しかも、かなり泥臭く採用活動や説明会同行などもしてくれているのは頼りになります。
副院長:Web集患も、忙しくて自分たちだけでは手が回らず全く出来ていなかったので、その知見を元にした戦略づくりから業務代行までお願いできるのが助かっています。
菊地:動物病院の想いや強みを言語化したり、発信の戦略を立てて合意しながら進めていく。私たちのご支援は、あくまで主役である動物病院様をしっかり世の中に訴えていくことなんです。そのために必要な知識ややり方、そして実行まで全てご支援していくことをモットーにしています。そして、最終的には、動物病院様にノウハウが「資産」として残る形を何より大事にしています。
今後の期待
院長:Web集客がうまくいって、売上も上がり、スタッフも気持ちよく働ける病院になっていったら嬉しいですね。まだ自分がやらないと回らない部分も多いので、ミニイクと一緒に、誰がやっても仕組みとして回る病院にしていきたいです。
副院長:電子カルテもAIも、これからの病院運営には必要だと強く感じています。遅れれば遅れる程ついていけなくなってしまう。気づいたら取り戻せない…なんてことがないように早めに手をうち確かに変わってきている実感があります。
メッセージ
院長:やるなら今ですね。最初は正直大変でしたが(笑)、思った以上にシンプルで使いやすい電子カルテで、しかもどんどん進化している実感があります。また、蓄積されたデータをもとに知見や客観性を持ったコンサルティングや業務代行をお願いして、経営改善していくことが大切だと思います。
副院長: 一人で悩まずに、ですね(笑)。
編集後記
しらさぎ動物病院様のお話から印象的だったのは、電子カルテ導入が単なるシステム変更ではなく、診療の質や病院経営の仕組みづくりまでつながっている点でした。「ミニイク」を通じて日々のデータが蓄積され、それが経営分析に、そして戦略策定や業務改善へとつながる。その積み重ねが、病院の未来を形づくっていくのだと感じました。
ミニイクは、引き続きオールインワンカルテ「ミニイク」の止まらない進化を加速するとともに、コンサルティングや業務代行などの形で、動物病院の経営改善や成長をご支援して参ります。
ミニイク代表 菊地













